子どもをむし歯にさせたくない

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子どもをむし歯にさせたくない

子どもをむし歯にさせたくない

今回は『お子さんをむし歯から守るために歯医者さんに定期的に連れていく』ことに加えて食事面からアプローチできる予防知識をご紹介します。

1.カルシウムだけでなく、マグネシウムの摂取を意識しましょう。

丈夫な歯=カルシウムというイメージがあり、カルシウムを摂取しようと、乳製品をカルシウムが歯や骨に沈着するように働いてくれるのはマグネシウムです。なので、カルシウムだけでなくマグネシウムもしっかり摂る必要があります。

カルシウムは牛乳や乳製品、小魚、干しエビといった食品に多く含まれていることで有名ですが、みなさんはマグネシウムを多く含む食品をご存じでしょうか。

あおさ、のり、わかめ、ココア、ナッツ類、干しエビ、大豆類、玄米がマグネシウムを多く含む代表的な食品になります。

具体的に3歳~5歳のお子さんはマグネシウムの1日摂取推奨量(mg)男女ともに100mgとされています。

純ココア5g(コップ一杯分)でマグネシウム22mg含んでいますので簡単に多くの量を摂取することができます。おやつの時間に取り入れてみてはいかがでしょうか。

他にもマグネシウムは皮膚からも吸収します。硫酸マグネシウムを含む入浴剤でしたら気軽に取り入れられます。

2.砂糖だけでなく、添加物にも注意しましょう。

現代に多い加工食品に多く含まれている食品添加物は、体内のカルシウムやマグネシウムなどのミネラルとくっついて、カルシウムやマグネシウムを体外へ排出させてしまうので、できるだけ添加物の摂取を控えて、ミネラルが豊富な食品を多くとるように心掛けましょう。

3.ビタミンDを摂取しましょう

ビタミンDはカルシウムと一緒に摂ることでカルシウムの吸収率をアップしてくれるはたらきがあります。

ビタミンDは魚類やキノコに多く含まれています。食べるときのポイントとして、魚などの動物性食品はそのままで大丈夫ですが、キノコに含まれるビタミンDは脂溶性なので油で炒めて食べることで効率よく摂取できます。また日光浴(1日20分程度)をすることでもビタミンDを体内で合成することが期待できます。

4.普段の水分摂取や子どもの緊張状態に気を配る。

むし歯予防として、唾液の質や量が大切です。唾液の量は体内の水分量に影響を受けるので水をしっかり飲むことを意識しましょう。

しかし、水分だったらなんでもいいわけではなく、例えばお茶でしたらカテキンを含んでいてむし歯予防として一般的に認知されている一方で、カフェインを含んでいるので利尿作用や興奮作用を持つので、とくに小さいお子さんの過剰摂取はおすすめできません。

また、フレーバーのついた水や炭酸水には添加物や糖が入っていたり、ミネラル成分が全く入っていないものもあるので注意が必要です。

今回は食事面からアプローチしたむし歯予防知識のポイント4つをご紹介しました。

ぜひ日常に取り入れてみてください。

 

『歯科でできる実践栄養指導』参照