親知らずを抜いて小顔になる?!

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親知らずを抜いて小顔になる?!

現代は食品の調理法も増えて柔らかい食べ物を食べる機会が増えたことから、顎の骨は小さくなってきています。
しかし、「歯の大きさ」はさほど変わっていないことが分かっています。そのため、比較的成長した後に生えてくる親知らずは、生えても顎の中でスペースがなく、他の歯のようにまっすぎ生えてこないケースがよくみられます。
例えば、斜めに生えて一部分だけ歯茎から見えたり、水平に生えて隣の歯を圧迫するようなものもあります。この場合、放っておくとむし歯や歯並びの悪化・歯茎の腫れ・顎関節症(顎が動きにくくなったり、痛みを伴う症状)の原因となります。

斜めに生えてきた場合、隣の歯との間に隙間ができるので汚れが溜まり、その部分がむし歯になる傾向にあります。この場合は抜いてしまったほうが良いでしょう。
まっすぐに生えて、噛み合わせに問題なければ抜く必要はありません。
ちなみに、「親知らずを抜くと小顔になりますか?」とよく聞かれますが、それは都市伝説です。親知らずを抜いても、顎の骨が収縮されるわけではありません。
これをお伝えするとみなさんガッカリされるのですが、小顔にはならないのです。

「歯医者が教える歯のQ&A大全」より