むし歯は削らなくても治る

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むし歯は削らなくても治る

歯は削れば削るほどもろくなります。

歯を少しでも削った瞬間、いつか歯を抜かなければいけないことになるのです。

どういうことか、説明しましょう。人間の歯は、エナメル質、象牙質、歯髄と、大きく三つの層からできています。歯根のまわりはセメント質という組織が覆っており、そのまわりには歯根膜という組織があります。さらにそのまわりには歯槽骨という骨があり、歯を支えています。歯の一番外側を覆っている半透明のエナメル質は、私たちの身体の中で最も硬い組織です。なんと鉄よりも硬く、水晶に近い硬さをもっています。

しかしこのエナメル質は、ガラスのような構造をしています。

窓ガラスに何かをぶつけてしまって、ヒビが入った様子を想像してみてください。

ちょっとした衝撃で、全体がバリンと割れてしまう可能性があります。

歯を削ることは、歯をヒビの入った窓ガラスのようにしてしまうことなのです。

そこに銀歯やセラミックの詰め物を装着すると、それがまるで「くさび」のような働きをして、いつか歯が割れてしまいます。そのダメージは歯の神経にまで及び、神経を抜かなくてはいけない事態にもなります。虫歯を削って一時的には治療がうまくいったと思いがちですが、実は歯の寿命を短くしているかもしれないのです。

また、大人の虫歯は過去に削ったことのある部分に多く再発することが知られています。削った歯に入った無数のヒビから、細菌が入り込むからです。

だ液には700種類以上の細菌が存在しています。その数は腸内細菌とほぼ同じとも言われています。とくに現代人は自然治癒力がさがっていますから、あっという間に再発するケースが多くなっているのです。

 

先ほど、歯を割るくさびになると指摘した、銀歯やセラミックの詰め物についても触れておきます。詰め物はほとんどの歯科医院で行われている一般的な治療法です。しかし、歯を割るくさびになる以外にも、多くの問題があります。

まず、詰め物の下に細菌が残ってしまう問題です。「詰め物が取れた」と言って歯科医院にいらっしゃる患者さんがいるのですが、その治療痕を見ると、すでに虫歯が進行していることがよくあります。

また銀歯によって金属アレルギーを引き起こすこともあります。怖いのは金属が体内に蓄積することです。長年口内に入れているため、唾液の中に少しずつ溶け出すのです。

口内炎、口角炎、味覚障害といった口のトラブルはもちろん、アトピー性皮膚炎、脱毛症など、全身のトラブルに発展することもあります。花粉症、食物アレルギー、喘息など、生まれつきアレルギー体質の方は、とりわけ注意していただきたいと思います。

『100年歯を失わない生き方』参照